楽天回線(Band 3のみ)を利用する際の端末選びは、慎重に行う必要があります。本記事では、当ヘルプセンターのお客様応対実績より、楽天回線で動作する端末の特徴や注意点を解説し、ユーザーが自己判断で端末を選べるよう情報を提供します。
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Rプラン(楽天回線)の特徴
楽天モバイルは、主に以下の周波数帯を使用しています:
- Band 3 (1.7GHz):楽天エリアで利用される4G LTEのメインバンド。
- 5Gバンド (n77, n257):5G通信に対応した周波数帯。
ただし、楽天回線ではauローミング(Band 18/26)が利用できないため、Band 3のみ対応している端末が必要です。
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端末選びのポイント
楽天回線で利用可能な端末を選ぶ際には以下の点を確認してください:
1. Band 3への対応
楽天回線はBand 3を使用しているため、この周波数帯に対応している端末が必須です。多くの近年発売されたスマートフォンはBand 3に対応していますが、古い機種や海外モデルでは対応していない場合があります。
2. 5G対応端末
楽天回線は5G通信を前提としているため、5G非対応端末では動作しない場合が稀に確認されております。特に「n77」や「n257」に対応していることが望ましいです(5G非対応であっても利用可能なケースは多数確認済)。
3. 国内販売モデル、技適取得済端末かどうか
海外モデルのスマートフォンは、楽天回線で動作しないことが確認されております。国内販売モデルかつ技適取得済端末を選ぶことで、通信疎通可の可能性が高まります。
4. 楽天モバイル公式サイトでの確認
楽天モバイル公式サイトでは動作確認済み端末一覧が公開されています。ただし、このリストは「楽天モバイル(Band 3+auローミング)」向けであり、「Band 3のみ」の動作保証ではない点に注意してください。
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注意点
以下の点に留意してください:
- 古い端末の非対応問題
Band 3に対応していても、古い端末では楽天回線特有の通信規格に適応できず使用できない場合があります。
- APN設定
楽天回線利用時には、正確なAPN設定が必要です。楽天モバイルのAPNではなく、ロケットモバイルRプランの専用APNが必要となりますのでご注意ください。
- 動作検証済端末
動作検証済端末はこちらからご確認ください。記載されていない端末については原則自己責任で動作確認をお願いしております。
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おすすめ端末例
以下は楽天回線で利用可能性が高い端末例です:
- iPhoneシリーズ:国内販売されたiPhone 6s以降の機種はBand 3に対応、iPhone 12以降は5Gに対応しており、比較的安定して動作する可能性が高いです。
- Android端末:2020年以降発売された国内モデル(例:Galaxy Sシリーズ、AQUOS Rシリーズなど)は、多くの場合Band 3および5Gバンドに対応しています。
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まとめ
楽天回線(Band 3のみ)で利用可能な端末選びには慎重な検討が必要です。
最後に以下を参考にしていただけますと幸いです:
1. Band 3および5Gバンドへの対応確認。
2. 古すぎる端末ではないか。
3. 国内販売モデルかどうか。
4. 楽天モバイル公式サイトやユーザー体験談から情報収集。